自給式潜水器の歴史

西暦

人名

自給式潜水器開発史

科学史

BC3

アルキメデス

 

アルキメデスの原理

1191

ガワシン

自給式潜水器を発表

 

1405

カイザー

水中作業のできるジャケット型自給式を発表

 

1450

マリアノ

呼吸袋を口に装着する自給式を発表

 

1551

タグタグリア

頭部にガラスの半球を取り付けた自給式潜水器の発表

 

1615

スネル

 

光の屈折の法則

1637

デカルト

 

屈折光学、気象学

1643

トリチャリー

 

大気圧の実験・トリチェリーの真空

1648

パスカル

 

高さによる気圧変化・圧力の伝播

1650

ゲーリケ

コンプレッサーの発明

真空ポンプの発明

1660

ボイル

 

気体の圧力と体積に関する法則

1678

ホイヘンス

 

光の波動説に基づく反射、屈折の法則の証明

1680

ボレリ

背中に担げる自給式の設計。200年後の自給式潜水器の発明を導く  

1687

ニュートン

 

「プリンキピア」にて万有引力、運動の3法則

1740

D・ベルヌーイ

 

流体力学、靜力学的潮汐論

1772

フレミネ

100年前のボレリの自給式によくにた革製のダイビングスーツの設計。背中の空気貯蔵容器からスプリングによる駆動装置で強制的にヘルメット内に送気するフイゴを組みこむ  

1787

シャルル

 

気体の温度と体積に関する法則

1797

クリンゲルト

海底に置く大きな空気槽に水圧で作動するピストンとシリンダーを取り付けた給気装置  

1801

ドルトン

 

気体の分圧の法則

1802

ゲイ・リュサック

 

気体の膨張に関する法則

1803

ヘンリー

 

気体の溶解度に関する法則

1811

アボガドロ

 

分子説・アボガドロの法則

1825

ジェームス

圧縮空気を金属の容器に貯蔵しパイプを介して呼吸する本格的な自給式潜水器の開発  

1831

グレアム

 

気体拡散速度の法則

1842

サンダラ

空気を循環させる閉鎖式の自給式潜水器

 

1842

ドップラー

 

ドップラー効果

1860

ルクワイオール

原理的に現在も使用されているレギュレーターを発明。1865年ドネルーズの協力を得てこのレギュレーターを使用した自給式潜水器を開発  

1870

ベルヌ

小説「海底2万里」発表

 

1875

トセリー

高圧コンプレッサーの開発

 

1878

フレス

サンダラの閉鎖式潜水器を参考に純酸素閉鎖回路型自給式潜水器の発明  

1914

デービス

フレスの純酸素閉鎖回路型自給式潜水器を改良して実用化

 

1919

大串友冶

大串式潜水器

 

1926

ブリワール

高圧空気ボンベを背中に携行し手動式のレギュレーターによって送気される自給式潜水器の発明。女性でも使用できるボンベを胸部に携行するようにしたり、ゴーグルを全面マスクにしたりした。1935年世界最初の潜水クラブ「水中クラブ」を設立

 

1930

オーエン 足ヒレの開発

1937

浅利熊記

浅利式潜水器

 

1941

フェラオ

オキシラング(酸素循環呼吸装置)の発明。

 

1943

クストー

開放型自給式潜水器の開発に成功。高圧ボンベ、デマンド型レギュレーターの開発。  

希:ギリシャ、埃:エジプト、独:ドイツ、伊:イタリア、蘭:オランダ、仏:フランス、英:イギリス、瑞:スイス、墺:オーストリア、日:日本

関邦博:スクーバダイビングの歴史(−自給式潜水器の過去・現在・未来−)
伊藤俊太郎編:現代科学思想事典(講談社現代新書)