パスカルの原理

 「密閉した流体は、その一部に受けた圧力を、増減なくすべての方向に等しく伝達する」という原理で、静止流体中の任意の一点に働くあらゆる方向の圧力は一定です。

 人体はよく90%が水でできているといいますが、大気圧下あるいは潜水環境圧下でも、体内のすべての部分に圧力が伝わっています。直接的にも間接的にも、人体に影響する作用の要因になっています。

 パスカル(Blaise Pascal 1623〜1662 フランスの科学者、哲学者)  トリチェリの実験を追試、大気圧の存在を実証した。著書に有名な「パンセ」がある。