なぜカウスツーマウスは有効化

 左図を思い出してください。スキンダイビング「酸素欠乏」の項にありました。

 事故者の肺が正常だとすると、動脈血中の酸素分圧(PaO)は95mmHgで、二酸化炭素分圧(PaCO)は40mmHgとなります。(実際には、これより低くなっている)。

 救助者が吹き込む呼気では酸素分圧は116mmHgで、事故者の動脈血中の酸素分圧(PaO)は95mmHgで、21mmHg位の圧差があり酸素は動脈血中に取り込まれます。

 虚脱した肺胞を活性させるには、1回の吹き込み量を通常呼吸量の2倍以上になるようにし、1.5〜2秒かけて吹き込むと効果が向上します。