活性酸素

 酸素中毒は、活性酸素の仕業です。酸素分圧が高くなると体内で産生される活性酸素の処理がしきれなくなります。活性酸素は万病の元凶といわれるくらいです。酸素はまかり間違えると強い毒性をだします。ゆえに酸素は医薬品にされ、日本では、酸素の投与は医師もしくは医療従事者のみが行うこと、としています

【活性酸素】
  原子状態の酸素や電子の状態が不安定な酸素分子をいう。生体内では白血球の殺菌作用など多くの生理現象に関与し、細胞を直接的あるいは間接的に傷つけ老化の一因をつくる。

[原子atom]
 物質を構成する基本的な粒子。一個の原子核とそれをとりまく何個かの電子とから構成される。大きさは半径 10-7〜10-8 センチメートル。原子の化学的性質は主としてそれのもつ電子の個数で定まる。

[分子molecule]
 各物質の化学的性質をもった最小の単位粒子。希ガスのように一原子の分子もあるが、普通は複数個の原子が主として共有結合によって結合してできた電気的に中性な粒子。

(大辞林)