電池の種類

【電池】 

 電池には使い捨ての一次電池と、充電できる二次電池があります。水中機器に使われる主な電池は次のようなものがあります。

 

プラス極 マイナス極 電解液 ダイビングのおける用途



 

マンガン乾電池 二酸化マンガン 亜鉛 塩化亜鉛
(または塩化アンモニウム)
休ませながら使うと電圧が回復する。白熱球やクリプトン球の水中ライト。
アルカリ乾電池 二酸化マンガン 亜鉛 水酸化カリウム 大電流を必要とする機器に適する。ハロゲン球の水中ライトや水中カメラのフィルム巻上げ駆動用モーター、水中ストロボ。
リチュウム電池 二酸化マンガン
(またはフッ化黒鉛)
リチウム 有機溶媒溶液 ボタン電池としては最もポピュラー。露出計測機能付きカメラ、水中時計、ダイビングコンピューター。
酸化銀電池 酸化銀 亜鉛 水酸化カリウム
(または水酸化ナトリウム)
長時間安定した電気が送れる。高性能カメラ、水中時計、ダイビングコンピューター。



ニッケルカドミウム電池 オキシ水酸化ニッケル カドミウム アルカリ水溶液 充電できる経済的な電池。強力水中ライト、ビデオライト。
ニッケル水素電池 オキシ水酸化ニッケル 水素吸蔵合金 アルカリ水溶液 強力水中ライト、ビデオライト。急速充電ができる。

 

【電球】

 通電すると高熱になり光を発するのがフィラメントで、酸素があると燃え尽きてしまいます。白熱電球は中に窒素やクリプトンなどの不活性ガスを封入しています。ハロゲン球は、それに微量のハロゲンを添加した電球で、ハロゲンサイクルによって、電球の内壁に黒化が生じない。そのため、光束や色温度の減衰が少なく長時間にわたり安定した光を放ちます。また、ハロゲンサイクルによって白熱球より寿命が長くなります。

 タングステン:元素記号はW。溶融点は3380℃(鉄は約1500℃)。19,3g/cmは金と同じで、鉄の2.5倍、鉛(なまり)と比べても、1.7倍も重い金属です。炭素とくっつくと金属では最も硬く、世の中で一番硬いダイヤモンドに次ぐ硬さになります。
です。

 ハロゲンサイクル:フィラメントから加熱蒸発したタングステンがハロゲンガスによっの循環再生する反応をいいます。